不動産屋が物件写真を見て3秒で気付く「要注意ポイント」
不動産屋が物件写真を見て3秒で気付く「要注意ポイント」
賃貸物件を探すとき、多くの方が最初に見るのが物件写真ではないでしょうか。
「きれい!」
「広そう!」
「この部屋、良さそう!」
そんな第一印象でお気に入りに入れる方も多いと思います。
ただ、不動産屋は同じ写真を見ても、少し違うところを見ています。
例えば、
「この写真、広角でかなり広く見せているな」
「収納の写真が一枚もないな」
「窓の外をわざと写していないな」
「水回りの写真が妙に少ないな」
といった“違和感”に、比較的早く気付きます。
もちろん、写真の撮り方が悪いからといって物件自体が悪いとは限りません。
ただし、写真の中には内見前に確認しておくべきヒントがかなり隠れています。
今回は、中央区で日々お部屋探しのお手伝いをしている不動産会社の目線から、物件写真を見た瞬間に気になる「要注意ポイント」をご紹介します。
ポイント1|やたら広く見える部屋は「広角レンズ」を疑う
まず最初に気になるのが、部屋が不自然なくらい広く見える写真です。
賃貸募集の写真では、室内を広く見せるために広角レンズが使われることがあります。
もちろん、室内全体を一枚の写真に収めるためには広角レンズは便利です。
しかし広角になるほど、画面の端が引き伸ばされ、実際よりも奥行きがあるように見えることがあります。
「写真では広かったのに、内見したら意外と狭い」
というギャップは、ここから生まれることがあります。
特に中央区のワンルームや1Kでは、20㎡前後のコンパクトな間取りも多いため、写真だけで広さを判断するのは危険です。
必ず専有面積・間取り図・家具を置いた場合の実寸イメージまで確認しましょう。
ポイント2|写真の「四隅」が伸びていないか
広角レンズかどうかを見分ける一つのヒントが、写真の端です。
例えば、
- ドアが横に広がって見える
- 窓枠が不自然に歪んでいる
- 壁が実際以上に長く見える
- キッチンが異様にワイドに見える
こうした場合は、広角撮影の影響が強い可能性があります。
物件写真では、中央部分よりも写真の端を見ると、撮影のクセが分かりやすいことがあります。
写真で10畳くらいに見えたとしても、実際は6畳台というケースもありますので、数字と写真を必ずセットで見ましょう。
ポイント3|「窓の外」が一枚も写っていない
不動産屋が意外と気にするのが、窓の外がどう写っているかです。
むしろ、
「窓の外がまったく写っていない」
という方が気になることがあります。
例えば、
窓の目の前が隣のマンション。
ビルの壁がすぐ近くにある。
低層階で通行人から室内が見えやすい。
大通りや首都高速が近い。
こうした場合、室内写真では窓の外をなるべく写さないこともあります。
もちろん、単純に撮影者が外観写真を撮っていないだけのケースもあります。
ただ、窓があるのに外の景色が一切分からない場合は、
「窓の外はどうなっていますか?」
と確認しておく価値があります。
ポイント4|カーテンが閉まっている写真
もう一つ気になるのが、昼間なのにカーテンやブラインドが閉まったままの写真です。
室内をきれいに見せるだけなら、通常はカーテンを開けて撮った方が明るく見えます。
それなのに閉まっている場合、
隣の建物が近い。
外から見えやすい。
眺望を見せたくない。
日当たりがあまり良くない。
という可能性も考えられます。
もちろん撮影時の状況によることもありますので、断定はできません。
ただし、内見時にはカーテンを開けて外を確認することをおすすめします。
ポイント5|昼なのに部屋の照明が全部点いている
写真を見ていて、
「昼間なのに、ずいぶん照明が明るいな」
と感じることがあります。
単に写真をきれいに撮るために照明をつけているだけの場合もあります。
しかし、日中なのに照明をフル点灯しなければ室内が暗く見える場合、採光が弱い可能性もあります。
特に中央区は建物が密集している場所も多く、
南向きなのに隣のビルが近い。
というケースもあります。
「南向き」=「必ず明るい」ではありません。
方角だけでなく、窓の前に何があるかまで見ることが重要です。
ポイント6|収納の写真がない
個人的にかなり重要だと思うのが収納です。
物件写真には、
洋室。
キッチン。
浴室。
トイレ。
玄関。
まで揃っているのに、なぜかクローゼットの写真だけがないことがあります。
この場合、
収納がかなり小さい。
奥行きがほとんどない。
押入れタイプ。
収納自体がない。
というケースも考えられます。
特に20㎡前後のワンルームや1Kでは、収納の大きさが生活のしやすさに大きく影響します。
ベッド、デスク、テレビ台、洋服ラックなどを置くと、収納がないだけで室内が一気に狭くなります。
ポイント7|「収納あり」の間取り図だけを信用しない
間取り図に「CL」や「収納」と書いてあっても、安心はできません。
実際の収納を見ると、
「これ、コート3着くらいでいっぱいでは?」
というサイズのこともあります。
そのため、
収納があるかどうかではなく、
「収納に何が入るか」を見る。
という視点が大切です。
写真がない場合は、内見時に奥行き・横幅・高さを確認しましょう。
ポイント8|キッチンを真正面から撮っていない
キッチン写真も、不動産屋はかなり見ます。
特に気になるのが、妙に斜めから撮影されているキッチンです。
なぜ真正面から撮らないのでしょうか。
可能性としては、
- キッチンがかなり小さい
- 冷蔵庫置場が狭い
- 作業スペースがほとんどない
- 隣との距離が近く正面から撮れない
などがあります。
特に一人暮らし向けのコンパクト物件では、
コンロ1口+シンクだけ。
というミニキッチンもあります。
自炊をする方は、必ず調理スペースの有無まで確認しましょう。
ポイント9|冷蔵庫置場が写真に写っていない
中央区のワンルームや1Kで意外と困るのが、冷蔵庫置場です。
キッチン自体はきれいでも、
「冷蔵庫はどこに置くの?」
という間取りがあります。
場合によっては、
キッチン横ではなく洋室内に置く。
置ける冷蔵庫の幅がかなり限られる。
といったケースもあります。
料理をする方、少し大きめの冷蔵庫を使いたい方は、写真だけでなく冷蔵庫置場の寸法まで確認した方が安心です。
ポイント10|洗濯機置場が写っていない
これも非常に重要です。
写真一覧を見て、
「洗濯機置場の写真がない」
と思ったら、一度確認しましょう。
物件によっては、
室外洗濯機置場。
バルコニー設置。
共用ランドリー。
というケースもあります。
現在は室内洗濯機置場を希望される方が多いため、募集写真であえて目立たせていない場合もあります。
ポイント11|浴室写真が「やたらアップ」
浴室の写真が、
シャワーヘッドだけ。
浴槽だけ。
蛇口だけ。
というように極端にアップになっている場合も気になります。
なぜなら、浴室全体を写すとかなりコンパクトであることが分かってしまう場合があるからです。
特に3点ユニットバスの場合、写真の切り取り方によってはバス・トイレ別のように見えることもあります。
写真だけではなく、
間取り図と設備欄を必ず一緒に確認する
ことが重要です。
ポイント12|トイレだけ妙に新しい
これは悪い意味ではありません。
むしろリフォームされている可能性があります。
ただし、
洋室は古い。
キッチンも古い。
浴室も古い。
トイレだけ新品。
という場合は、
部分的に設備を交換した物件
かもしれません。
写真の一部分だけを見て、
「全面リフォーム済みっぽい!」
と判断しないことが大切です。
ポイント13|床だけが異様にピカピカ
フローリングが新品のように見える場合もあります。
本当に張り替えている物件もありますが、写真の明るさやワックスによって非常にきれいに見える場合もあります。
また、最近はフロアタイルやクッションフロアを使用している物件もあります。
写真ではフローリングに見えても、実際に歩くと質感が違うことがあります。
床材を重視する方は、内見時に確認しましょう。
ポイント14|共用廊下・エントランスの写真がない
室内写真が20枚あるのに、
共用部の写真が一枚もない。
これも不動産屋としては少し気になります。
マンションでの暮らしは、室内だけではありません。
エントランス。
共用廊下。
ゴミ置場。
駐輪場。
メールボックス。
こうした場所を見ると、建物の管理状態が分かることがあります。
共用廊下に私物が大量に置かれていないか。
ゴミ置場が荒れていないか。
掲示板にトラブルに関する張り紙が多くないか。
実際の内見では室内だけでなく、共用部もしっかり見てみましょう。
ポイント15|外観写真が「夜」しかない
夜景のようにライトアップされたマンション写真は、とてもきれいです。
ただ、
昼間の外観写真が一枚もない
となると少し気になります。
夜だと建物の古さや外壁の状態などが分かりにくくなる場合があります。
可能であれば、Googleマップや実際の現地で昼間の外観も確認してみるとよいでしょう。
ポイント16|ベランダ写真がない
洗濯物を外に干す方にとって、バルコニーは重要です。
ところが、
間取り図には「バルコニー」と書いてあるのに写真がない。
ということがあります。
実際には、
かなり狭い。
エアコン室外機でほとんどスペースがない。
隣との距離が近い。
という場合もあります。
バルコニーを重視する方は、必ず内見時に外へ出て確認しましょう。
ポイント17|写真の枚数が極端に少ない
例えば、
外観1枚。
洋室1枚。
キッチン1枚。
合計3枚。
という物件。
必ずしも悪い物件とは限りません。
管理会社が写真をあまり掲載していないだけの場合もあります。
ただし写真が少ない以上、分からない部分が多い物件であることは確かです。
「写真が少ないからやめる」のではなく、
写真が少ないから確認する。
これが正しい考え方だと思います。
逆に「写真がきれいすぎる」物件も注意?
最近はスマートフォンやカメラの性能も高くなり、物件写真は非常にきれいになっています。
しかし、
空が青すぎる。
室内が真っ白。
窓の外まで完璧。
という場合は、写真の明るさや色味が調整されている可能性もあります。
写真はあくまで物件を探すための入口です。
実際の明るさ、匂い、音、眺望、風通しなどは写真では完全には分かりません。
不動産屋は写真を見るとき「写っているもの」より「写っていないもの」を見る
ここまで読んでいただくと、不動産屋の写真の見方には一つの共通点があることに気付くかもしれません。
写っているものではなく、
「なぜこれは写っていない?」を見る。
ということです。
窓の外。
収納。
冷蔵庫置場。
洗濯機置場。
バルコニー。
共用廊下。
ゴミ置場。
写真がない場所こそ、確認する価値があります。
物件写真を見たら、この7項目だけチェック
| チェック | 確認するポイント |
|---|---|
| ① 部屋 | 広角レンズで広く見えていないか |
| ② 窓 | 外の景色・隣の建物との距離 |
| ③ 収納 | 実際の大きさ・奥行き |
| ④ キッチン | 作業スペース・冷蔵庫置場 |
| ⑤ 水回り | 浴室全体・洗濯機置場 |
| ⑥ バルコニー | 広さ・室外機・外からの視線 |
| ⑦ 共用部 | エントランス・廊下・ゴミ置場 |
写真だけで「悪い物件」と決めつけないことも大切
ここまで要注意ポイントをたくさんご紹介しましたが、一つ大切なことがあります。
それは、
写真が悪い=物件が悪い、ではない。
ということです。
むしろ不動産会社側の写真が上手ではないだけで、実際に見たら意外と良い物件だったというケースもあります。
逆に、写真では完璧に見えたのに、内見するとイメージと違ったということもあります。
だからこそ、
写真は「決めるため」ではなく「確認する場所を見つけるため」に使う。
これくらいの感覚がおすすめです。
中央区の物件ほど「写真以外」も見てほしい
中央区には、築浅のタワーマンションから築年数の経過した分譲マンション、コンパクトなワンルームまで、さまざまな賃貸物件があります。
そして建物が密集しているエリアも多いため、
眺望・採光・道路の音・周辺建物との距離
など、写真では分かりにくい条件が住み心地を左右することがあります。
特に、
人形町。
日本橋。
八丁堀。
築地。
新富町。
などの都心部では、同じ「南向き」「駅徒歩5分」でも、現地での印象がかなり違う場合があります。
中央区でお部屋探しをする際には、ぜひ写真だけでなく現地も見て判断してみてください。
まとめ|物件写真は「きれいかどうか」より「何が隠れているか」を見る
物件写真を見るとき、多くの方は、
「きれい」
「広い」
「おしゃれ」
という第一印象で判断します。
もちろん第一印象も大切です。
しかし、不動産屋はそれと同時に、
「なぜ窓の外がない?」
「なぜ収納を写していない?」
「なぜキッチンが斜め?」
「なぜ共用部がない?」
と考えます。
つまり、
物件写真は、
「写っているところ」だけを見るものではありません。
「写っていないところ」を想像する。
これだけでも、部屋探しの精度はかなり上がります。
中央区の賃貸物件を探していて気になる部屋を見つけたら、写真だけで決めずに、
「この物件、写真だけだと分からない部分はありますか?」
と不動産会社に聞いてみるのもおすすめです。
中央区のお部屋探しならセンチュリー21 共栄不動産へ
センチュリー21 共栄不動産では、東京都中央区を中心に賃貸マンション・売買物件など幅広い不動産をご紹介しています。
「この写真、実際はどれくらいの広さ?」
「窓の外はどうなっている?」
「この物件、ネットだけでは分からない注意点はある?」
「内見する価値がある物件か見てほしい」
といったご相談もお気軽にお問い合わせください。
物件情報サイトに掲載されている写真や間取り図だけでは分かりにくい点も含めて、中央区でのお部屋探しをお手伝いいたします。
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