中央区で「駅徒歩10分」は遠いのか?実際に考えてみる

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中央区で「駅徒歩10分」は遠いのか?実際に考えてみる

賃貸物件を探すとき、多くの方が気にする条件の一つが「駅徒歩」です。

駅徒歩3分。
駅徒歩5分。
駅徒歩7分。
駅徒歩10分。

この数字だけを見ると、

「10分はちょっと遠いな」

と感じる方も多いと思います。

実際、お部屋探しのご希望条件でも、

「駅徒歩5分以内」

は非常によく聞く条件です。

ただ、中央区で賃貸物件を探していると、

「駅徒歩10分」という数字だけで
候補から外すのは少しもったいない。

と感じることがあります。

なぜなら中央区は、単純な「最寄駅までの距離」だけでは暮らしやすさを判断しにくい街だからです。

今回は、中央区で駅徒歩10分は本当に遠いのか?というテーマを、不動産屋目線で考えてみたいと思います。

まず確認。「徒歩10分」は約800mが目安

不動産広告では、徒歩所要時間は道路距離80mにつき1分として表示されます。

そのため、

徒歩表示 道路距離の目安
徒歩3分 約240m
徒歩5分 約400m
徒歩7分 約560m
徒歩10分 約800m

約800m。

数字で見ると、確かに少し歩く距離です。

ただし、この徒歩表示には、

信号待ち。
横断歩道。
坂道。
駅構内を歩く時間。

などは基本的に含まれていません。

つまり、

「徒歩10分=実際に玄関からホームまで10分」

とは限らない点には注意が必要です。

中央区では「最寄駅徒歩10分」でも他の駅が近いことがある

ここが中央区の面白いところです。

例えば物件情報に、

「八丁堀駅 徒歩10分」

と書かれていたとします。

これだけを見ると、

「駅から遠い」

と感じるかもしれません。

しかし実際には、

新富町駅 徒歩7分。
築地駅 徒歩9分。

といったように、別の駅も利用できるケースがあります。

中央区には駅が比較的密集しているエリアがあり、物件によっては複数駅・複数路線を徒歩圏で使えることがあります。

「最寄駅まで何分?」だけではなく、
「何駅使える?」を見る。

これが中央区でのお部屋探しでは非常に重要です。

駅徒歩5分と10分。差はたった5分?

では、

駅徒歩5分の物件と、駅徒歩10分の物件。

実際にどのくらい違うのでしょうか。

片道では5分差です。

往復なら10分。

月20日通勤すると仮定すると、

10分 × 20日 = 約200分。

1か月で約3時間20分の差になります。

年間で考えると、それなりの時間です。

ですから、

「5分くらい大したことない」

とも言い切れません。

一方で、その5分差によって家賃が毎月1万円・2万円変わるならどうでしょうか。

徒歩5分を取るか。
毎月の家賃を取るか。

ここは人によって答えが変わります。

駅徒歩10分にすると、家賃が下がる可能性がある

駅徒歩は家賃を決める重要な要素の一つです。

一般的には駅に近いほど人気が高まりやすく、賃料も高くなりやすい傾向があります。

そのため、

駅徒歩5分以内。

という条件を、

駅徒歩10分以内。

まで広げるだけで、選択肢が増えることがあります。

中央区はもともと家賃水準が高いエリアです。

だからこそ、

駅徒歩を5分広げるだけで、
予算内の物件が見えてくることがある。

という点は知っておいて損はありません。

駅から離れると「広さ」を取れる場合もある

家賃を同じにすると、駅から少し離れることで部屋が広くなるケースがあります。

例えば同じ予算15万円でも、

物件 駅徒歩 専有面積
A 徒歩3分 22㎡
B 徒歩10分 27㎡

という比較になることがあります。

毎日5~7分長く歩く代わりに、部屋が5㎡広くなる。

在宅勤務が多い方なら、こちらの方が満足度が高いかもしれません。

駅徒歩10分でも「通勤経路上にスーパー」があれば便利

駅徒歩を見るときに、もう一つ重要なのが途中に何があるかです。

例えば駅徒歩10分でも、

駅から自宅までの途中に、

スーパー。
コンビニ。
ドラッグストア。
クリーニング店。
飲食店。

が揃っているなら、実際の生活では便利です。

一方で駅徒歩5分でも、

住宅街を通るだけで買い物できる場所がない。

という物件もあります。

つまり、

徒歩時間より、
「その10分間に何があるか」も大切。

ということです。

中央区では「駅より職場が近い」物件もある

中央区で働いている方なら、最寄駅までの距離よりも職場までの距離を見た方がいい場合があります。

例えば、

駅まで徒歩10分。
でも勤務先まで徒歩12分。

という物件。

電車に乗る必要がありません。

毎日駅まで歩き、電車を待ち、乗車する生活と比べれば、むしろ通勤は楽になる可能性があります。

特に、

銀座。
日本橋。
八丁堀。
築地。
人形町。

周辺で勤務されている方は、

「最寄駅徒歩」より「会社徒歩」

で部屋を探してみるのもおすすめです。

自転車を使うなら「駅徒歩10分問題」がかなり小さくなる

中央区は自転車との相性が良いエリアです。

月島。
勝どき。
築地。
新富町。
八丁堀。
日本橋。

など、エリアによっては自転車で街を横断するような生活もできます。

駅徒歩10分の物件でも、

自転車なら駅まで数分。

あるいは、

そもそも駅へ行かず自転車で勤務先まで移動する。

ということもできます。

そのため、

中央区では「駅徒歩」という条件を
絶対視しすぎなくてもいい。

と考えています。

ただし雨の日の徒歩10分は正直長い

ここまで駅徒歩10分のメリットをご紹介しましたが、当然デメリットもあります。

一番分かりやすいのが雨の日です。

晴れている日の徒歩10分は、それほど気にならない方でも、

雨。
真夏。
真冬。
荷物が多い日。

になると、10分が長く感じることがあります。

特にスーツや革靴で通勤する方にとっては、毎日の負担になる可能性があります。

駅徒歩10分の物件を検討する場合は、

「晴れの日に歩けるか」ではなく、「雨の日でも歩けるか」

で考えてみることをおすすめします。

信号が多い10分と、まっすぐ歩く10分は違う

徒歩表示でもう一つ見落とされやすいのが、信号です。

例えば同じ800mでも、

信号がほとんどなく真っすぐ歩ける800m。

と、

大通りを何度も横断する800m。

では、体感時間がかなり違います。

中央区には大通りも多いため、

中央通り。
昭和通り。
新大橋通り。
清澄通り。

などを渡る動線では、信号待ちによって実際の所要時間が伸びることがあります。

物件を内見するときは、できれば駅から実際に歩いてみるのがおすすめです。

駅出口からホームまで意外と遠いこともある

「駅徒歩3分だから絶対便利」

と思っていても、意外な落とし穴があります。

それが駅構内の移動です。

地下鉄の場合、

駅入口からホームまで階段を下りる。
長い地下通路を歩く。
改札からさらにホームまで歩く。

ということがあります。

つまり、

駅入口徒歩3分+駅構内5分。

というケースもあります。

反対に駅徒歩8分でも、改札からホームが近ければトータルの通勤時間はそれほど変わらないことがあります。

「マンション玄関から電車に乗るまで何分か」

という考え方をしてみると、駅徒歩表示の見方が変わります。

駅徒歩10分だからこそ「静か」なこともある

駅近には便利さがあります。

その一方で、

人通りが多い。
飲食店が多い。
車通りが多い。
電車の音が聞こえる。

という場合もあります。

駅から7~10分程度離れることで、

一本裏の住宅地に入る。
交通量が減る。
夜が静かになる。

という物件もあります。

「駅近=住環境も良い」

とは限りません。

静かさを重視する方なら、少し駅から離れた方が快適な場合があります。

「駅徒歩5分以内」で検索すると消える物件が多すぎる

不動産屋として、少しもったいないと思う検索条件があります。

それが、

駅徒歩5分以内。

です。

もちろん希望条件として設定するのは問題ありません。

ただ、一度だけ、

駅徒歩10分以内

まで広げて検索してみてください。

それだけで、

家賃が安い。
広い。
築浅。
設備が良い。

という物件が候補に入ってくることがあります。

その中から、

「これは10分歩く価値がある」

という物件だけ内見すればいいのです。

不動産屋なら駅徒歩10分の物件をこう判断する

私たちなら、単純に徒歩10分という数字だけでは判断しません。

次のようなポイントを確認します。

  1. 他に使える駅はないか
  2. 複数路線が利用できるか
  3. 駅までの道は歩きやすいか
  4. 信号や大通りが多くないか
  5. 途中にスーパー・コンビニがあるか
  6. 勤務先まで徒歩・自転車で行けないか
  7. 駅近物件と比べて家賃がどれくらい安いか
  8. その分、広さや設備が良くなっているか

ここまで見た上で、

「この物件なら10分歩いてもいい」

なのか、

「この条件なら5分以内にした方がいい」

なのかを判断します。

駅徒歩10分が向いている人

駅徒歩10分の物件と相性が良いのは、例えばこんな方です。

  • 少し歩くことが苦にならない
  • 家賃を抑えたい
  • 同じ予算なら広い部屋に住みたい
  • 自転車を使う
  • 在宅勤務が多い
  • 勤務先まで徒歩・自転車通勤できる
  • 駅近より静かな住環境を重視する
  • 複数駅が使える物件を探している

逆に、

毎日電車通勤。
出張や荷物が多い。
雨の日に歩きたくない。
帰宅が深夜になることが多い。

という方なら、駅近の価値は高くなります。

中央区では「駅徒歩」より「生活徒歩」を考えてみる

中央区でのお部屋探しでは、

最寄駅まで何分。

だけでなく、

会社まで何分。
スーパーまで何分。
コンビニまで何分。
銀座まで何分。
休日によく行く場所まで何分。

という見方をしてみてください。

私たちはこれを、

「駅徒歩」ではなく
「生活徒歩」で考える。

というイメージでおすすめしています。

駅徒歩3分でも、毎日の生活動線が不便な物件。

駅徒歩10分でも、会社・スーパー・銀座が近い物件。

どちらが便利かは、住む人によって変わります。

まとめ|中央区の駅徒歩10分は「遠い」とは限らない

駅徒歩10分。

数字だけ見ると、少し遠く感じます。

確かに毎日電車を利用する方や、雨の日の移動を考えると、駅徒歩5分以内には大きなメリットがあります。

しかし中央区では、

複数駅を使える。
複数路線を使える。
職場まで歩ける。
自転車移動が便利。
スーパーが途中にある。

という物件もあります。

そのため、

「徒歩10分だからやめる」ではなく、
「その10分にどんな価値があるか」を見る。

ことが大切です。

駅徒歩を5分広げるだけで、

家賃が下がる。
部屋が広くなる。
設備が良くなる。
静かな場所に住める。

という可能性もあります。

中央区でお部屋探しをするときは、ぜひ一度「駅徒歩10分以内」まで検索範囲を広げて物件を見比べてみてください。

これまで検索結果に出てこなかった「意外と良い物件」が見つかるかもしれません。

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