築地市場がなくなった今、築地に住む魅力とは?
築地市場がなくなった今、築地に住む魅力とは?
「築地」と聞いて、今でも最初に思い浮かぶのは築地市場ではないでしょうか。築地市場は2018年に閉場し、中央卸売市場としての機能は豊洲へ移転しました。そのため、「市場がなくなった築地って、今はどんな街なの?」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、賃貸のお部屋探しという目線で見ると、築地はむしろ面白い場所です。銀座・東銀座・新富町が近く、築地場外市場は現在も残り、さらに市場跡地では大規模なまちづくりが進んでいます。今回は観光地ではなく、「住む場所としての築地」を考えてみます。
でも「築地という街」がなくなったわけではない。
まず知っておきたい「市場」と「場外市場」の違い
意外と混同されやすいのですが、豊洲へ移転したのは東京都中央卸売市場の築地市場です。一方、築地場外市場は現在も営業を続けており、飲食店や食品関係のお店などが集まる築地らしい風景は残っています。
つまり「築地市場がなくなった=築地から食の街がなくなった」というわけではありません。実際に歩いてみると、観光客でにぎわう場所がある一方、そのすぐ近くにはマンションがあり、普通に生活している人たちがいます。この観光地と住宅地の距離の近さが築地の面白いところです。
築地最大の魅力は、やはり銀座との距離
築地で暮らすメリットとして大きいのが銀座・東銀座との距離です。築地駅から電車に乗って銀座へ行くというより、物件の場所によっては「今日は歩いて銀座へ行こう」と考えられる距離感です。
買い物や食事をして、そのまま歩いて帰る。休日には自転車で銀座、日本橋、月島方面まで行く。中央区は街同士の距離が近いため、築地に住むと「最寄駅」だけでは説明できない生活圏ができます。
築地駅だけでなく、新富町・東銀座も見る
築地で部屋を探すときは、築地駅までの徒歩分数だけを見るのはもったいありません。物件の場所によっては新富町駅や東銀座駅も利用しやすくなり、日比谷線だけではなく有楽町線や浅草線なども生活の中で使える可能性があります。
例えば勤務先は日比谷線、休日は銀座へ徒歩、出張のときは東京駅方面へ移動する。このように複数の交通手段を組み合わせられるのが築地の強みです。「最寄駅を見るのではなく、使える駅を全部見る」という探し方が向いています。
朝の築地と夜の築地は雰囲気が違う
築地に住むなら、ぜひ時間帯を変えて街を歩いてみてください。場外市場周辺は朝から活気がありますが、少し離れた住宅エリアでは雰囲気が変わります。観光で訪れた築地だけを見て、「毎日こんなに人が多いの?」と判断する必要はありません。
反対に、場外市場に近い物件では人通りや車両、店舗との位置関係などを確認しておきたいところです。築地では同じ駅徒歩5分でも、どの方向へ5分歩くかによって住環境がかなり変わります。
「食の街」が近所になるのはやっぱり面白い
築地場外市場が生活圏にあることも、ほかの街にはない特徴です。毎日観光客向けのお店へ行くわけではなくても、「築地らしい食文化が家の近くにある」という環境そのものを楽しめます。
外食が好きな方や料理が好きな方にとっては、休日に近所を歩くだけでも楽しみがあります。一方で、観光地としての便利さと日常生活の便利さは別なので、スーパーやドラッグストアなど自分が普段使う施設についても内見時に確認しておきましょう。
実は「築地に住む」より「築地を生活圏にする」でもいい
築地アドレスや築地駅近くに限定すると、希望する家賃・広さ・築年数の物件が見つからないこともあります。そんなときは新富町・入船・明石町・湊など周辺まで検索範囲を広げてみるのがおすすめです。
住所は築地ではなくても、休日は築地へ歩いて食事に行き、銀座も徒歩や自転車で利用する。以前の記事でもご紹介したように、中央区のお部屋探しでは「住みたい街の隣で探す」という方法が意外と有効です。
そして築地は「これから変わる街」でもある
現在、築地市場跡地では大規模なまちづくりが進められています。計画では大規模なスタジアムを含む複数の建物、広いオープンスペース、交通結節機能などが構想されており、築地・東銀座エリア全体を視野に入れた街づくりが検討されています。
完成までには長い時間を要する計画ですが、将来的には築地の人の流れや街の使われ方が大きく変わる可能性があります。「市場がなくなって静かになった場所」というより、次の築地をつくっている途中の街と考えた方が現在の状況に近いでしょう。
再開発はメリットだけではない
一方で、再開発が進むエリアに住むなら工事の影響も確認しておきたいところです。今後の工事状況によっては、車両の通行、騒音、周辺動線などが変わる可能性があります。
築地で物件を内見するときは、室内や駅距離だけでなく、「窓がどちらを向いているか」「周辺で何が工事されているか」「普段歩く道がどう変わりそうか」まで確認すると安心です。再開発エリアでは、現在だけでなく数年先の周辺環境も見ることが重要です。
築地に向いているのはこんな人
- 銀座・東銀座方面へ徒歩や自転車で移動したい人
- 食べ歩きや外食、料理が好きな人
- 複数駅・複数路線を使える立地を重視する人
- 東京駅・日本橋方面も生活圏にしたい人
- 昔からの街と再開発の両方がある環境を楽しめる人
逆に、観光客の多い場所をできるだけ避けたい方や、周辺環境が今後変わることを好まない方は、物件の位置を慎重に選ぶ必要があります。同じ築地でも、場外市場に近い場所と新富町・明石町寄りでは印象が変わります。
まとめ|築地市場がなくなった今だから面白い
築地市場は豊洲へ移転しました。しかし築地場外市場は現在も続いており、銀座・東銀座・新富町などを徒歩生活圏として使える立地の良さも変わっていません。
さらに市場跡地では、これから長い時間をかけて大規模なまちづくりが進んでいきます。昔ながらの築地場外市場があり、その隣で新しい東京の街がつくられていく。この新旧が同時に存在していることこそ、現在の築地の面白さではないでしょうか。
築地は「市場があった街」から、「食文化を残しながら次の街へ変わっていく場所」へ。中央区でお部屋を探すなら、観光で見る築地ではなく、一度「住む目線」で歩いてみることをおすすめします。
センチュリー21 共栄不動産では、築地・新富町・東銀座・明石町・入船・湊など、東京都中央区を中心に賃貸物件をご紹介しています。「銀座徒歩圏に住みたい」「築地と新富町ならどちらが暮らしやすい?」「築地の再開発も考えて部屋を選びたい」といったご相談もお気軽にお問い合わせください。中央区の不動産・中央区の賃貸・中央区のお部屋探しを、駅徒歩だけではなく実際の生活圏からご提案いたします。