首都高沿いのマンションは本当にうるさい?
首都高沿いのマンションは本当にうるさい?
中央区で部屋を探していると、首都高速道路の近くに建つマンションを見かけます。立地も家賃も間取りもいい。でも地図を見た瞬間、「首都高沿いか……うるさそう」と候補から外した経験がある方もいるのではないでしょうか。
確かに自動車が走る道路なので、交通音がまったくないとは言えません。しかし実際の住み心地は「首都高から何メートル」という数字だけでは判断できません。今回は首都高沿いのマンションを内見するとき、不動産屋ならどこを見るのかを解説します。
「この部屋ではどう聞こえる?」を確認する。
まず「音がする」と「住めないほど気になる」は別の話
首都高沿いの物件で窓を開ければ、車の走行音が聞こえる可能性があります。ただし部屋探しで重要なのは、音が存在するかどうかではなく、自分が室内で生活するときにどの程度気になるかです。
普段から窓を閉めてエアコンを使う人と、春や秋は窓を開けて過ごしたい人でも評価は変わります。音への感じ方にも個人差があるため、口コミや地図だけで結論を出さず、できるだけ実際の住戸で確認したいところです。
同じマンションでも「首都高側」と「反対側」は違う
首都高沿いの物件で最初に確認したいのが住戸の向きです。建物自体は首都高に面していても、検討している部屋の窓やバルコニーが反対方向を向いている場合があります。
さらに廊下、共用部、別の住戸などが道路との間に入ることで、道路から直接音を受けにくい配置になっていることもあります。そのため物件名や住所だけで「首都高沿い」と判断せず、道路と検討住戸の位置関係を確認することが重要です。
「高層階なら静か」とは限らない
「道路の音なら高い階へ行けば静かになる」と考える方もいます。しかし音の伝わり方は単純ではないため、階数だけで静かさを判断するのはおすすめできません。
低層階では周囲の建物などが遮る場合もあれば、上層階では道路を走る車の音を感じる場合もあります。「10階以上なら大丈夫」といった基準を作らず、候補になった住戸ごとに確認するのが確実です。
窓を「開けた状態」と「閉めた状態」で比べる
首都高沿いのマンションを内見するときは、窓を開けた状態だけで判断しないでください。まず窓を開けて外の音を聞き、その後しっかり閉めて、室内の聞こえ方がどの程度変わるかを確認します。
建物によって窓やサッシの仕様は異なります。同じような道路沿いでも室内で感じる音には差が出るため、「外がうるさいか」ではなく「窓を閉めた室内がどうか」を見ることがポイントです。
リビングより「寝室」を確認したい
音の確認で特に重要なのが寝室です。昼間にリビングでテレビをつけていると気にならない音でも、深夜に静かな寝室で横になると気になることがあります。
間取り図を見て、寝室として使う部屋が首都高側なのか反対側なのかを確認してみましょう。リビングが道路側でも寝室が建物の反対側に配置されていれば、自分の生活には問題ないと感じる人もいます。
内見する「時間帯」でも印象は変わる
平日の昼間だけの内見で、生活中の音をすべて判断することはできません。交通状況は曜日や時間帯によって変わりますし、周辺の一般道路や工事など別の音が影響している場合もあります。
気になる物件なら、可能であれば内見とは別の時間帯にも建物周辺を歩いてみるとよいでしょう。室内へ再度入れなくても、朝・夜・休日などに周辺環境を確認すると、その場所の雰囲気を理解しやすくなります。
首都高沿いなら「音」以外も見る
道路沿いの物件では、騒音だけに意識が向きがちです。しかし実際の生活を考えるなら、排気ガス、ほこり、バルコニーの使い方、洗濯物を外に干すかどうかなども確認しておきたいポイントです。
また首都高だけでなく、その下や横を走る一般道路の交通量も見てください。実際には「首都高の音だと思っていたら、目の前の一般道の方が気になった」ということも考えられます。地図では道路を一本ずつ分けて見ることが大切です。
それでも首都高沿いが候補になる理由
ここまで注意点を書きましたが、首都高沿いだから候補から外すべきという話ではありません。道路や線路などの条件がある物件は、同じエリアの静かな立地と比べて家賃や条件に違いが出ることがあります。
もし実際に室内へ入り、「窓を閉めれば自分は気にならない」と判断できるなら、その条件は自分にとって大きなデメリットではないかもしれません。以前の記事でご紹介した「自分に関係ない欠点なら、むしろ狙い目になる」という考え方です。
首都高沿い物件なら内見でここを見る
- 住戸の向き:窓・バルコニー・寝室が首都高側か
- 窓:開けた状態と閉めた状態で音を比較する
- 寝室:夜に寝る場所で音が気になりそうか
- 道路との位置関係:高さだけでなく距離や遮る建物も確認
- 一般道路:首都高以外の交通量も見る
- バルコニー:ほこりや洗濯物への影響を想像する
そして内見中は、あえて30秒ほど会話を止めてみるのがおすすめです。不動産会社の説明を聞きながら歩いていると、意外と周囲の音に気付きません。窓を閉めて、エアコンや換気扇なども可能な範囲で確認しながら、静かな状態で耳を澄ませてみてください。
「静かさに毎月いくら払う?」と考えてみる
例えば同じ駅、同じ広さ、同じ築年数で、静かな住宅側の物件が月1万円高かったとします。2年間なら単純計算で24万円の差です。その24万円を払ってでも静かな環境を取りたいのか、自分は窓を閉めれば気にならないので家賃を抑えたいのか。ここは人によって答えが違います。
中央区の家賃には「部屋」だけではなく、駅距離、眺望、静かさなどさまざまな条件が含まれています。だからこそ「何に毎月1万円払っているのか?」を考えると、自分に合った物件を選びやすくなります。
まとめ|首都高沿いは地図だけで候補から外さない
首都高沿いのマンションは、交通音が気になる可能性があります。しかし「首都高沿い」という一言だけでは、実際の室内環境までは分かりません。同じ建物でも住戸の向き、階数、窓、間取り、道路との位置関係によって感じ方は変わります。
そのため中央区で部屋を探すときは、地図を見て「首都高沿いだからやめよう」と即決するのではなく、条件が合うなら一度室内を確認してみるのも一つの方法です。
募集図面では「首都高沿い」。でも、自分にとって本当にうるさいかどうかは現地で決める。ネット上の条件だけではなく、自分の耳で確認することが、道路沿い物件を上手に選ぶポイントです。
センチュリー21 共栄不動産では、日本橋・人形町・八丁堀・新川・銀座・築地・月島など、東京都中央区を中心に賃貸物件をご紹介しています。「首都高沿いだけど室内の音を確認したい」「大通り沿いと一本裏の物件を比較したい」といったご相談もお気軽にお問い合わせください。中央区の不動産・中央区の賃貸・中央区のお部屋探しを、募集図面だけでは分からない現地の環境まで含めてご提案いたします。