築地に住むという選択。観光地の裏側にある意外な生活環境
築地に住むという選択。観光地の裏側にある意外な生活環境
「築地」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
寿司。
海鮮丼。
築地場外市場。
外国人観光客。
おそらく、
「遊びに行く場所」「食べに行く場所」
というイメージを持っている方が多いと思います。
そのため、中央区でお部屋探しをしていて、
「築地はどうですか?」
と聞かれると、
「築地って住むところなんですか?」
と言われることがあります。
でも実際には、築地には多くのマンションがあり、普通に人が暮らしています。
そして不動産屋の目線で見ると、
築地は「観光地」だけで判断するには、
かなりもったいない街です。
銀座に近い。
新富町も使える。
自転車移動もしやすい。
飲食店の選択肢が多い。
そして、観光客が多い場所から少し離れると、意外と落ち着いた住宅環境があります。
今回は、観光ではなかなか分からない「築地に住むという選択」を、中央区の不動産会社の目線から考えてみます。
まず結論|築地は「銀座の隣で生活する街」
築地の魅力を一言で表すなら、
「銀座の隣で、ちゃんと生活できる街」
だと思います。
銀座そのものに住もうとすると、
物件数。
家賃。
間取り。
などの面で選択肢が限定されることがあります。
ところが少し東側へ移動して築地まで広げると、賃貸マンションの選択肢が増えてきます。
それでいて銀座方面には、
徒歩。
自転車。
という移動方法も考えられます。
つまり、
銀座に住まなくても、
「銀座を生活圏にする」ことはできる。
これが築地の大きな魅力です。
「築地市場が豊洲へ移転したから、築地はもう市場じゃない?」
築地について少し整理しておきましょう。
東京都中央卸売市場の築地市場は、2018年に豊洲へ移転しました。
そのため、
「築地市場はなくなった」
と思っている方もいるかもしれません。
しかし、いわゆる築地場外市場は現在も営業しています。
鮮魚。
青果。
乾物。
調理器具。
飲食店。
など、食に関するさまざまなお店が集まっています。
つまり築地は、
市場機能の一部が移転した後も、
「食の街」としての個性を残している
ということです。
観光客が見る築地と、住民が見る築地は違う
観光で築地へ来ると、
場外市場を歩く。
海鮮を食べる。
買い物をする。
そして帰る。
という方が多いと思います。
しかし、実際に住むとなると築地の見え方は変わります。
例えば、
築地駅からマンションへ帰る道。
新富町方面へ買い物に行く道。
銀座方面へ歩く道。
明石町方面を散歩する道。
など、
観光ではほとんど歩かなかった場所が生活圏になります。
「築地場外市場の街」と、
「築地で暮らす街」は、
実は少し違います。
場外市場から少し離れると、意外と普通の住宅街
築地というと、
朝から人がいっぱい。
毎日観光客だらけ。
というイメージを持つかもしれません。
確かに場外市場周辺には、多くの人が訪れます。
ただ、築地はそれだけではありません。
少し住宅街へ入ると、
マンション。
小規模なオフィス。
昔からの建物。
などが混在する、中央区らしい街並みになります。
実際のお部屋探しでは、
「築地だから騒がしい」ではなく、物件が築地のどの位置にあるか
を見ることが重要です。
築地駅だけで考えない方がいい
築地のお部屋探しでポイントになるのが、
築地駅だけを見ないこと
です。
築地駅では東京メトロ日比谷線を利用できます。
さらに場所によっては新富町駅も使いやすく、有楽町線も選択肢になります。
少し範囲を広げれば、
東銀座方面。
銀座方面。
まで徒歩生活圏として考えられる物件もあります。
そのため築地では、
「最寄駅まで何分?」より、
「何駅・何路線を生活で使える?」
という見方をすると、街の便利さが分かりやすくなります。
築地と新富町は「セット」で考える
中央区でお部屋をご案内するとき、
築地。
新富町。
を完全に別の街として考えないことがあります。
距離が近いため、物件によっては両方の駅を使えるからです。
例えば、
普段の通勤は築地駅。
有楽町方面へ行く日は新富町駅。
休日は銀座まで歩く。
というように、
目的地によって移動方法を変えられる
のがこのエリアの強みです。
銀座が近いというのは、思っている以上に便利
築地に住む大きなメリットの一つが、やはり銀座への近さです。
買い物。
食事。
映画。
百貨店。
仕事。
など、銀座にはさまざまな施設があります。
一般的には、
「今日は銀座へ出かけよう」
となるところが、
築地に住むと、
「ちょっと銀座まで行こう」
という感覚になります。
銀座が「目的地」から
「近所」に変わる。
これは築地に住む大きな価値だと思います。
仕事帰りに銀座から歩いて帰るという生活
例えば銀座周辺で食事をした夜。
電車に乗る。
タクシーを呼ぶ。
という方法もあります。
でも築地なら、
「歩いて帰ろう」
という選択肢が出てきます。
都心で暮らすメリットは、電車の駅が近いことだけではありません。
電車に乗らなくても移動できること
も非常に大きなメリットです。
自転車を使うと築地の評価はさらに上がる
築地は自転車との相性も良いエリアです。
銀座。
有楽町。
八丁堀。
月島。
勝どき。
東京駅方面。
など、都心のさまざまなエリアへ移動しやすくなります。
もちろん実際の所要時間は物件所在地・信号・交通量・目的地によって変わります。
ただ、
築地のお部屋探しでは、
「何線が使える?」
だけではなく、
「自転車ならどこまで生活圏になる?」
という視点を加えてみることをおすすめします。
築地に住むと「朝」が少し面白くなる
築地ならではの特徴が、
朝の街
です。
多くの街では、
朝は通勤する人が歩いているだけ。
ということもあります。
一方、築地には食の街として長く続いてきた文化があります。
朝から動いている店がある。
食事ができる場所がある。
街にすでに活気がある。
これはほかの住宅地にはあまりない特徴です。
休日に「築地で朝ごはん」が特別なイベントではなくなる
築地へ観光に来る方なら、
休日に早起きして、
電車に乗って、
築地で朝ごはん。
という一日になります。
でも築地に住んでいれば、
家を出て、
少し歩いて、
朝ごはん。
です。
観光客にとっての特別な体験が、
住民にとっては「普通の休日」になる。
これも築地に住む面白さです。
食材を買える街としても面白い
築地場外市場には、飲食店だけではなく、
鮮魚。
青果。
乾物。
加工食品。
調理器具。
などを扱う店があります。
もちろん普段の生活では一般的なスーパーも必要です。
しかし、
休日に少し良い魚を買う。
料理用の食材を探す。
専門店をのぞいてみる。
という楽しみ方ができるのは築地ならではです。
料理が好きな方にとっては、かなり面白い生活環境だと思います。
築地は「外食派」との相性もいい
反対に、
料理をほとんどしない。
という方にも築地は向いています。
周辺にはさまざまな飲食店があるため、
仕事帰り。
休日。
一人の夕食。
など、外食の選択肢を作りやすいからです。
さらに銀座・東銀座方面まで生活圏を広げれば、飲食店の選択肢は一気に増えます。
「築地=魚しかない」はもちろん違う
築地という名前から、
「毎日海鮮丼?」
と思う方もいるかもしれません。
もちろんそんなことはありません。
実際の生活では、
スーパー。
コンビニ。
ドラッグストア。
飲食店。
などを利用する普通の都心生活です。
築地市場は、
「生活のすべて」ではなく「生活にプラスされる楽しみ」
くらいに考えるとよいと思います。
明石町方面まで見ると、築地の印象が変わる
築地でお部屋を探すなら、明石町方面まで一度歩いてみてください。
場外市場周辺だけを見たときとは、街の印象が変わってくると思います。
人の多い場所。
オフィスのある場所。
マンションが多い場所。
川に近い場所。
など、築地周辺にはさまざまな表情があります。
だからこそ、
築地駅を降りて5分だけ見て「築地はこういう街」と判断しない
ことが大切です。
隅田川方面へ散歩できるのも魅力
築地・明石町方面から少し歩けば、隅田川沿いを意識した生活もできます。
休日の散歩。
ランニング。
気分転換。
など、都心の中でも水辺を感じられるのは魅力です。
銀座が近い。
でも反対側へ行けば川がある。
この振れ幅も築地エリアの面白いところです。
一人暮らしとの相性はかなり良い
築地は、一人暮らしの方と特に相性が良いエリアだと思います。
理由は、
- 交通アクセスを確保しやすい
- 外食の選択肢が多い
- 銀座方面へ出やすい
- 自転車移動がしやすい
- 単身向けマンションが探せる
といったところです。
例えば、
部屋は20~25㎡程度。
その代わり、
銀座・築地・新富町を自分の生活圏にする。
という住み方があります。
「部屋の広さ」より「家の外の便利さ」を取る人向け
築地に限らず中央区全体に言えることですが、
同じ予算なら郊外の方が広い部屋を借りられることがあります。
そこで考えたいのが、
家の中の10㎡を取るか。
家の外の便利さを取るか。
ということです。
築地の場合、
銀座が近い。
複数駅が使いやすい。
外食できる。
自転車で移動できる。
という「家の外の価値」があります。
ファミリーで築地に住むという選択
築地は単身者だけの街ではありません。
1LDK。
2LDK。
3LDK。
などのマンションもあります。
ファミリーの場合は、
勤務先へのアクセス。
買い物環境。
保育・教育環境。
公園。
周辺道路。
などを個別に確認する必要があります。
ただ、
夫婦それぞれの勤務先が都心。
という家庭では、中央区に住むことで送迎や通勤を含めた生活時間を短縮できる可能性があります。
築地で注意したいこと1|観光客の多さ
もちろん築地にはデメリットもあります。
その一つが、
場所によって人が多いこと
です。
特に場外市場周辺では、時間帯によって多くの来街者がいます。
静かな住宅街だけを求めている方には、場所によっては気になるかもしれません。
ただし、
築地○丁目だから全部同じ。
ではありません。
物件所在地によって人通りはかなり変わります。
注意点2|昼と夜で街の表情が違う
築地で物件を見るなら、
可能であれば昼だけでなく夜の周辺環境も確認してみてください。
昼は人が多い。
でも夜は落ち着く。
という場所もあります。
逆に飲食店の近くなら、
夜の人通りや音が気になる場合もあります。
自分が実際に家にいる時間帯の築地を見る
ことが大切です。
注意点3|大通り沿いは音を確認
中央区のお部屋探し全般に言えることですが、
大通り沿いのマンションでは交通音を確認しましょう。
同じ築地でも、
大通り沿い。
一本裏。
ではかなり雰囲気が違います。
窓を閉めた状態。
窓を開けた状態。
両方で音を確認するのがおすすめです。
注意点4|飲食店が近い物件は位置関係を見る
飲食店が多いことは築地のメリットですが、
自分のマンションの1階が飲食店。
裏側が飲食店の厨房。
という場合には、
におい。
営業時間。
ゴミ置場。
搬入。
なども確認したいところです。
「飲食店が近い」と「飲食店の真上に住む」では意味が違います。
注意点5|水害リスクは物件ごとに確認する
築地・中央区で住まいを探すなら、ハザード情報も確認しておきたいポイントです。
特に低層階を検討する場合は、
所在地ごとの浸水想定。
避難場所。
建物設備の配置。
なども確認しておくと安心です。
「中央区だから全部同じ」
ではなく、
物件ごとに確認する
という考え方が重要です。
築地と新富町、どちらに住む?
築地と新富町は非常に近いため、よく比較されます。
| 比較 | 築地 | 新富町 |
|---|---|---|
| 街の特徴 | 食・市場・銀座への近さ | 比較的住宅・オフィス色が強い |
| 主な路線 | 日比谷線 | 有楽町線 |
| 銀座との距離感 | 非常に近い | 非常に近い |
| 向いている人 | 街の活気・外食を楽しみたい | 少し落ち着いた環境も重視したい |
ただし実際には境界を意識して暮らすわけではありません。
築地駅徒歩○分。
新富町駅徒歩○分。
という数字だけではなく、
築地+新富町を一つの生活圏として探す
方が、良い物件に出会いやすいと思います。
築地と月島なら、どちらを選ぶ?
築地と月島も、中央区で一人暮らしをする際に比較されることがあります。
築地なら、
銀座への近さ。
日比谷線。
外食。
都心らしい生活。
月島なら、
有楽町線・大江戸線。
住宅街としての生活感。
湾岸方面へのアクセス。
隅田川周辺。
という違いがあります。
どちらが優れているという話ではなく、
自分が休日にどちら側へ動くことが多いか
で考えるのがおすすめです。
築地はこんな人に向いている
- 銀座を生活圏にしたい
- 中央区で一人暮らしをしたい
- 外食が好き
- 料理・食材に興味がある
- 自転車移動が好き
- 都心勤務で通勤時間を短くしたい
- 東京駅・銀座方面へよく行く
- 街に個性がある方が好き
- 休日も徒歩圏で楽しみたい
逆に築地以外も比較した方がいい人
- とにかく静かな住宅街がいい
- 観光客や人通りをできるだけ避けたい
- 同じ家賃なら広さを最優先したい
- タワーマンションを中心に探したい
- 大規模商業施設のすぐ近くに住みたい
こうした方なら、
新富町。
月島。
勝どき。
晴海。
などを含めて比較してみてもよいでしょう。
築地で部屋を探すなら「場外市場まで何分?」だけではない
築地で実際に暮らすなら、確認したいのは観光スポットへの距離だけではありません。
私たちなら、
- 築地駅までの実際のルート
- 新富町駅も利用できるか
- 銀座方面へ歩きやすいか
- 普段使うスーパー・コンビニ
- 物件前の人通り
- 昼と夜の雰囲気
- 大通り・飲食店との位置関係
- 駐輪場の有無
- 日当たり・前面建物
- ハザード情報
まで確認します。
こうすると、
「観光地に住む」
ではなく、
「築地で毎日生活する」
という視点で物件を選べます。
不動産屋が考える築地の一番面白いところ
築地の魅力は、
銀座が近いこと。
交通が便利なこと。
食べ物がおいしいこと。
もちろん、それもあります。
でも一番面白いのは、
「観光地」と「日常」が
同じ街の中に共存していること。
だと思います。
観光客がわざわざ電車に乗って訪れる場所を、
住民はサンダルで歩く。
銀座へ遊びに行く人が電車に乗っている一方で、
住民は歩いて帰る。
休日の人気スポットが、
自分にとっては近所になる。
こうした感覚は、築地に住まなければなかなか分かりません。
まとめ|築地は「観光地に住む」のではなく「都心を普段使いする」街
築地と聞くと、
市場。
寿司。
観光。
というイメージが先に来ます。
しかし実際に住む目線で見ると、
銀座が近い。
新富町も使いやすい。
自転車で都心を移動できる。
飲食店が多い。
住宅街もある。
隅田川方面にも出やすい。
という、かなり便利な生活環境があります。
もちろん場所によっては観光客の多さや交通量など、確認しておきたい点もあります。
だからこそ、
築地という街のイメージだけで判断するのではなく、
実際に物件の周辺を歩いてみることが大切です。
築地に住むということは、
観光地に住むことではなく、
東京の中心を「普段使い」すること。
なのかもしれません。
「銀座に住むのはちょっと違う。」
「でも銀座の近くには住みたい。」
そんな方は、一度築地・新富町周辺まで検索範囲を広げてみてはいかがでしょうか。
思っていた築地とは少し違う、
「住む街としての築地」
が見えてくるかもしれません。
築地・中央区のお部屋探しならセンチュリー21 共栄不動産へ
センチュリー21 共栄不動産では、築地・新富町・銀座・八丁堀・月島をはじめ、東京都中央区を中心に賃貸マンション・売買物件をご紹介しています。
「築地って実際住みやすい?」
「築地と新富町ならどちらがおすすめ?」
「銀座まで歩ける部屋を探したい」
「家賃15万円以内で築地に住みたい」
「築地で静かな場所のマンションを探したい」
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単純な駅徒歩や間取りだけではなく、銀座までの距離・スーパー・飲食店・人通り・自転車での生活動線なども含めて、実際に築地で暮らしたときの生活を考えたお部屋探しをお手伝いいたします。
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※街の雰囲気、人通り、騒音、買い物環境等は物件所在地や時間帯によって異なります。実際のお部屋探しでは現地確認をおすすめします。