洗濯機置場が外。それだけで候補から外すのはもったいない?
洗濯機置場が外。それだけで候補から外すのはもったいない?
中央区で家賃を抑えて部屋を探していると、ときどき見かけるのが「洗濯機置場:バルコニー」や「洗濯機置場:共用廊下」という物件です。募集図面を見た瞬間、「洗濯機が外ならやめよう」と候補から外している方も多いのではないでしょうか。
確かに、室外洗濯機置場は室内置きより不便な点があります。ただ、中央区という立地を優先しながら家賃を抑えたい一人暮らしなら、それだけで候補から外してしまうのは少しもったいないケースもあります。
「洗濯機が外になる代わりに、何が手に入る?」で考える。
なぜ洗濯機置場が外にあるの?
室外洗濯機置場は、築年数が経過したワンルームや1Kなどで見かけることがあります。建築当時の間取りや給排水設備の関係で、室内に洗濯機置場を確保せず、バルコニーや共用廊下側に設けられているタイプです。
最近の賃貸マンションでは室内洗濯機置場を希望する方が多いため、「室内洗濯機置場」を検索条件に入れるだけで、こうした物件は表示されなくなります。つまり、室外置場を許容できる方は、ほかの人が検索段階で外している物件まで比較できることになります。
室外洗濯機置場なら家賃は安くなる?
「洗濯機が外なら家賃はいくら安くなりますか?」と聞かれることがありますが、室外洗濯機置場だけを理由に「○万円安くなる」とは言えません。家賃は築年数、駅距離、広さ、階数、設備など複数の条件で決まるからです。
ただし、室外洗濯機置場の物件は築年数が経過したコンパクトな住戸に多く、結果として室内置きの築浅物件より手頃な家賃帯で見つかることがあります。大切なのは設備単体の値段ではなく、その条件を許容すると予算内の候補がどれだけ増えるかです。
メリットは「立地を落とさず家賃を抑えられる可能性」
例えば中央区で「駅徒歩10分以内・家賃10万円前後」を優先した場合、築浅、独立洗面台、バス・トイレ別、室内洗濯機置場などをすべて求めると候補は限られます。そこで築年数や水回り、洗濯機置場の条件を少し緩めると、検索対象が広がります。
人形町や八丁堀、築地などへのアクセスを優先したい方なら、「洗濯機は外だけれど駅から近い」という部屋の方が生活に合うこともあります。洗濯は週に数回でも、通勤は週5日という方なら、どちらを優先するか考える価値があります。
デメリット① 洗濯機が雨・風・汚れの影響を受けやすい
室外置場で最も気になるのは、洗濯機が外部環境の影響を受けることです。バルコニーに屋根があっても、風向きによって雨が吹き込んだり、砂ぼこりなどで洗濯機本体が汚れたりすることがあります。
直射日光が当たりやすい場所では、本体やホース類などへの影響も気になります。室外置場の物件を検討するなら、「外」という文字だけで判断せず、実際にどの程度雨や日差しを受ける場所なのかを内見時に確認しましょう。
デメリット② 冬や雨の日の洗濯が少し面倒
洗濯するたびにバルコニーへ出る必要がある物件では、真冬や雨の日に不便を感じることがあります。室内で洗濯物をまとめてから外へ出て、洗濯が終わったら再び取りに行くという動作が必要です。
一方、一人暮らしで週末にまとめて洗濯する方や、洗濯回数が少ない方なら、それほど大きな負担にならないこともあります。自分が週に何回洗濯するのかを考えると、許容できるか判断しやすくなります。
バルコニー置きと共用廊下置きは分けて考える
同じ「室外洗濯機置場」でも、バルコニーにあるのか、玄関横などの共用廊下側にあるのかで使い勝手は違います。バルコニーなら比較的プライベートな空間で使用できますが、共用廊下側では通行人から見えやすい場合があります。
また、洗濯する時間帯や騒音について建物独自のルールが設定されている可能性もあります。募集図面だけでは分からない部分なので、現地と管理規約・使用細則などを確認することが重要です。
内見では「洗濯機が置けるか」を必ず測る
築年数が経過した物件では、洗濯機置場のサイズにも注意が必要です。現在使用している洗濯機が大きい場合、防水パンや設置スペースに収まらない可能性があります。
幅と奥行きだけでなく、蛇口の高さ、排水口の位置、扉や窓との干渉なども確認してください。特にドラム式洗濯機を持っている方は、「洗濯機置場あり」という表示だけで判断せず、実寸を確認してから契約する方が安心です。
室外だからこそ「建物の管理状態」を見る
室外洗濯機置場の物件では、共用部を見ることも重要です。廊下やバルコニー周辺がきれいに管理されているか、排水部分にゴミがたまっていないかなどを確認すると、その建物の日常的な管理状態が見えてきます。
築30年でも共用部がきれいに清掃されているマンションと、築年数は浅くても管理状態が気になるマンションでは、実際の住み心地が違います。「築年数」だけでなく「現在の状態」を見ることが大切です。
コインランドリーという考え方もある
洗濯回数が少ない方なら、近くのコインランドリーを利用するという選択肢もあります。乾燥までまとめて済ませたい方にとっては、自宅の洗濯設備をそれほど重視しないケースもあります。
ただし、毎週コインランドリーを利用すれば当然費用もかかります。家賃が月5,000円安くても洗濯に毎月数千円余計にかかるのであれば、実質的な差は小さくなります。家賃だけでなく生活費全体で考えてみましょう。
こんな人なら室外洗濯機置場も「あり」
- 中央区という立地を優先したい方
- 家賃をできるだけ抑えたい方
- 一人暮らしで洗濯回数が少ない方
- 築年数や設備より駅距離を優先する方
- 数年間だけ住む予定の方
反対に、毎日洗濯する方、ドラム式など高価な洗濯機を使用している方、家事動線を重視する方には室内洗濯機置場の方が向いています。大切なのは「一般的に人気かどうか」ではなく、自分の生活にとって重要かどうかです。
「室内洗濯機置場」に毎月いくら払うか?
仮に条件の近い物件を比較して、室外洗濯機置場の部屋が9万5,000円、室内洗濯機置場の部屋が10万5,000円だったとします。月1万円の差なら、2年間で24万円です。
もちろん実際には築年数や広さなども違うため、1万円すべてが洗濯機置場による差ではありません。ただ、「自分にとって室内置きに24万円の価値があるか」と考えてみると、設備条件を違った角度から比較できます。
前回の3点ユニットバスと同じで、部屋探しでは「人気設備が付いているか」ではなく、何に毎月の家賃を払っているのかを考えることが重要です。
不動産屋なら「外置き」の文字だけでは外さない
実際に中央区で物件をご案内していると、室外洗濯機置場でも、駅から近い、家賃が予算内、居室が意外と広いなど、ほかの条件が魅力的な物件があります。
そのため、家賃を抑えることを優先するお客様には、最初から「室外だからNG」とするのではなく、一度候補として比較してみることがあります。現地を見た結果「これなら気にならない」となることもあれば、「やっぱり室内がいい」と確認できることもあります。
まとめ|「人気条件を一つ外す」という部屋探し
室外洗濯機置場には、雨や汚れの影響を受けやすい、洗濯時に外へ出る必要があるなど、室内置きにはないデメリットがあります。そのため、誰にでもおすすめできる条件ではありません。
一方で、中央区で家賃を抑えたい場合、「室内洗濯機置場」を必須条件から外すことで、それまで検索結果に出てこなかった物件が候補になることがあります。
特に一人暮らしでは、すべての設備を100点にする必要はありません。駅距離、家賃、広さ、築年数、水回りなどの中から、自分が本当にお金を払いたい条件を決めることが大切です。
「洗濯機置場が外だからやめる」ではなく、「外でもいいなら、家賃や立地はどこまで良くなる?」と比較してから判断する。それだけで、中央区のお部屋探しの選択肢は少し広がります。
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