「駅徒歩5分」と書いてあるのに、実際に歩いたら7分かかった。そんな経験はありませんか?不動産広告の徒歩時間は80m=1分で計算され、信号待ちや駅構内の移動時間などは別です。中央区の不動産会社が、駅徒歩表示のルールと、実際のお部屋探しで確認したい「本当の徒歩時間」を解説します。
徒歩1分=80m。本当に駅徒歩表示どおりなのか歩いてみる
賃貸物件を探していると、必ず目にするのが「駅徒歩3分」「駅徒歩7分」といった表示です。しかし実際に内見へ行ってみると、「あれ?5分って書いてあったのに、もう7分くらい歩いている」という経験をしたことはないでしょうか。
実は、不動産広告の徒歩時間には決められた計算方法があります。そして、この「広告上の徒歩時間」と「自分が実際に駅を利用する時間」は同じとは限りません。特に複数の駅や地下鉄を利用できる中央区では、この違いを知っておくと部屋探しがかなり変わります。
「玄関から電車まで何分?」で考える。
不動産広告の「徒歩1分=80m」は本当
不動産広告では、徒歩による所要時間を道路距離80mにつき1分として計算します。例えば駅まで400mなら徒歩5分、410mなら端数を切り上げて徒歩6分という考え方です。
つまり、不動産会社の担当者が実際に歩いて「私は5分だったので徒歩5分」と決めているわけではありません。歩く速さには個人差があるため、一定の基準で表示できるようルールが決められています。
では「徒歩5分」は5分で着くの?
ここが一番誤解されやすいところです。徒歩5分という表示は「誰が歩いても必ず5分で到着する」という意味ではありません。あくまで道路距離を80m=1分で換算した広告上の所要時間です。
実際には歩く速さだけでなく、信号待ち、横断歩道、人通り、坂道などによって時間は変わります。雨の日や荷物を持っている日なら、さらに時間がかかることもあります。
意外と重要なのが「どこからどこまで測るか」
マンションやアパートの場合、徒歩距離を算出する際の物件側の起点は原則として建物の出入口です。そして駅側は、利用時間内に常時利用できる駅の出入口までの道路距離を基準にします。
そのため、「駅徒歩3分」と表示されていても、自分の部屋の玄関を出て3分後にホームへ到着するという意味ではありません。大規模マンションなら部屋からエントランスまで時間がかかりますし、地下鉄駅では入口から改札、さらにホームまで歩く必要があります。
中央区では「駅入口からホーム」が意外と長い
中央区のお部屋探しでは、この駅構内の時間を意識しておきたいところです。地下鉄を利用する場合、地上の駅入口に着いてから階段やエスカレーターを下り、改札を通ってホームまで移動します。
さらに同じ駅でも、利用する路線や出口によって移動距離は変わります。そのため、広告上は駅徒歩5分でも、部屋の玄関から実際に電車へ乗るところまで考えると、それ以上の時間が必要になることがあります。
信号待ちは徒歩表示に入っている?
道路距離を80m=1分で換算する方法なので、信号で何十秒待つかという実際の待ち時間まで個別に加算しているわけではありません。ここが、実際に歩いた時間との差が出やすいポイントです。
例えば距離自体は短くても、大きな交差点を渡る必要がある物件なら、タイミングによっては信号待ちが発生します。反対に、信号がほとんどなくスムーズに歩ける道なら、表示時間に近い感覚になることもあります。
「徒歩7分」と「徒歩8分」に大きな差はある?
物件検索では「駅徒歩5分以内」「駅徒歩7分以内」「駅徒歩10分以内」などで条件を絞ることがあります。しかし徒歩時間は端数切り上げなので、徒歩7分と徒歩8分の物件でも実際の道路距離の差がそれほど大きくない場合があります。
それなのに「7分以内」で検索すると、徒歩8分の物件は最初から画面に出てきません。駅距離を少し広げるだけで、家賃が予算に近づいたり、広い部屋が見つかったりすることがあります。
中央区で物件数が少ないと感じたら、「徒歩5分」を「徒歩7分」、「徒歩7分」を「徒歩10分」に一度広げてみるのもおすすめです。
中央区は「最寄駅」だけを見るともったいない
日本橋、人形町、茅場町、八丁堀、新富町、築地などでは、一つの物件から複数の駅を利用できるケースがあります。そのため、一番近い駅だけで物件の便利さを判断すると、本当のメリットを見落とすことがあります。
例えば最寄駅まで徒歩7分でも、別路線の駅まで徒歩9分、勤務先までは自転車10分という物件なら、生活全体ではかなり便利かもしれません。中央区では「最寄駅徒歩○分」より、「何駅・何路線を使えるか」まで見る価値があります。
実際に歩くなら「通勤ルート」を歩いてみる
内見時に時間があれば、物件から駅まで実際に歩いてみることをおすすめします。そのとき、単純に最寄りの駅入口まで行くだけではなく、自分が普段利用する改札や路線まで確認するとより実用的です。
途中に大きな信号があるか、歩道が狭くないか、夜でも歩きやすそうか、帰宅途中にスーパーやコンビニへ寄れるか。こうした情報は「徒歩5分」という数字だけでは分かりません。
不動産屋が見るのは「徒歩時間」より「徒歩の中身」
実際に中央区で物件をご案内していると、同じ徒歩8分でも印象がまったく違うことがあります。大通りをひたすら歩く8分と、スーパーや飲食店の前を通って帰れる8分では、生活したときの感覚が違うからです。
反対に駅徒歩3分でも、スーパーが反対方向にあり、毎日の買い物では結局10分以上歩くこともあります。だからこそ私たちは、駅までの時間だけでなく、日常生活全体の移動を見ることが重要だと考えています。
「駅徒歩」ではなく「生活徒歩」で考える。
駅徒歩1分違うだけで家賃は変わる?
「徒歩5分と徒歩6分なら家賃はどれくらい違いますか?」と聞かれることがありますが、1分違えば一律に○円安くなるというものではありません。家賃は築年数、広さ、設備、階数、建物グレードなどを含めて決まります。
ただし、駅近は賃貸物件の人気条件の一つです。そのため予算が合わないときは、徒歩時間を少し広げて検索すると選択肢が増える可能性があります。「あと3分歩く代わりに、家賃が下がる」「あと3分歩けば5㎡広くなる」なら、その差を比較してみる価値があります。
内見で確認したい「本当の徒歩時間」
- 建物のエントランスから駅入口まで何分か
- 部屋からエントランスまで何分か
- 駅入口から実際に使う改札・ホームまで何分か
- 途中に大きな信号や横断歩道があるか
- スーパーやコンビニへ寄ると何分になるか
- 夜の帰宅ルートとして歩きやすいか
スマートフォンのストップウォッチを使って、自分の普段の速度で測ってみるのもおすすめです。広告の徒歩時間が間違っているかを調べるためではなく、自分にとっての徒歩時間を知るためです。
「駅徒歩10分」は本当に遠いのか?
以前の記事でも取り上げましたが、中央区では駅徒歩10分だからといって必ずしも不便とは限りません。別の駅が使えたり、自転車なら銀座・日本橋・東京駅方面へ移動しやすかったりするからです。
逆に駅徒歩3分でも、自分が使いたい路線ではなかったり、勤務先まで乗換えが多かったりすれば、実際の通勤時間は長くなります。「駅まで何分」ではなく「目的地まで何分」で比較する方が、実際の生活には近くなります。
まとめ|「徒歩○分」は答えではなく目安
不動産広告の徒歩時間は、道路距離80mにつき1分、端数は切り上げという統一された基準で表示されています。そのため「徒歩5分」という数字自体には、きちんとした計算ルールがあります。
一方、その5分には部屋から建物出口までの移動や、駅入口からホームまでの移動、実際の信号待ちなどがそのまま含まれているわけではありません。だから広告上の徒歩5分と、自分が感じる5分には差が出ることがあります。
中央区で部屋を探すなら、ポータルサイトの「徒歩○分」だけで候補を切らず、気になる物件は地図を見て、できれば実際に歩いてみてください。
駅徒歩表示は「物件を探すための数字」。最後に確認するべきなのは、「自分の足で、自分の生活なら何分か」です。
中央区のお部屋探しならセンチュリー21 共栄不動産へ
センチュリー21 共栄不動産では、日本橋・人形町・茅場町・八丁堀・築地・新富町・月島・勝どき・晴海など、東京都中央区を中心に賃貸物件をご紹介しています。
「駅徒歩5分以内で探している」「会社まで歩ける場所に住みたい」「複数駅を使える物件を探したい」など、ご希望の条件をお聞かせください。
募集図面に書かれた徒歩時間だけでなく、駅までのルートや買い物環境、勤務先までの移動も含めて、「駅徒歩」ではなく「生活徒歩」で考える中央区のお部屋探しをお手伝いいたします。
中央区の不動産・中央区の賃貸・中央区のお部屋探しは、センチュリー21 共栄不動産までお気軽にご相談ください。