不動産屋が内見前にGoogleマップで確認する5つのこと
不動産屋が内見前にGoogleマップで確認する5つのこと
気になる賃貸物件を見つけたら、皆さんはまず何を確認しますか?間取り、家賃、写真、築年数、設備などを見る方が多いと思います。しかし、不動産会社として物件をご案内するとき、内見前にかなり重要視しているものがあります。それがGoogleマップです。
募集図面には「駅徒歩5分」「コンビニ徒歩2分」と書かれていても、実際の生活が便利かどうかまでは分かりません。地図を見ると、駅までの道、大通り、スーパー、周辺建物、複数駅との位置関係など、募集図面だけでは見えない情報がかなり分かります。
地図を開いたところから始まっています。
①「駅まで何分」ではなく「駅までどう歩くか」
最初に確認するのは、物件から駅までのルートです。不動産広告には「○○駅徒歩5分」と表示されていますが、その5分がどんな道なのかまでは書かれていません。
大通りを歩くのか、細い道を通るのか、大きな交差点を渡るのか。信号はいくつあるのか。こうした違いによって、同じ徒歩5分でも実際の感覚は変わります。
前回の記事でも解説したとおり、不動産広告の徒歩時間は道路距離80mを1分として計算します。そのため、Googleマップでは数字だけを見るのではなく、「その5分を毎日歩きたいと思えるルートか」を確認します。
中央区では「駅の出口」まで見る
特に中央区は地下鉄を利用する機会が多いため、駅名だけでは不十分です。同じ駅でも出口によって物件までの距離が変わりますし、利用する路線によって便利な入口が違う場合があります。
例えば「駅徒歩3分」という物件でも、自分が普段利用する改札やホームまで考えると、実際の移動時間はもっと長くなることがあります。逆に徒歩7分でも、自分が利用したい路線の入口まで一直線なら、数字以上に便利に感じることもあります。
② スーパーまでの「生活ルート」を見る
次に確認するのがスーパーです。ただし、単純に「スーパーまで徒歩何分か」だけを見るわけではありません。重要なのは、駅から家へ帰る途中にあるかどうかです。
駅徒歩5分、スーパー徒歩3分でも、スーパーが駅とは反対方向なら、仕事帰りに買い物をすると毎日遠回りすることになります。一方、駅から物件までの途中にスーパーがあれば、多少駅から遠くても生活は便利です。
中央区のお部屋探しでは、私たちはこれを「駅徒歩ではなく生活徒歩で考える」と表現しています。駅、スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど、自分が日常的に使う場所を一本の生活動線として見ることがポイントです。
コンビニ徒歩1分だけでは判断しない
募集図面に「コンビニ徒歩1分」と書いてあると便利そうに見えます。しかし、自炊する方にとってはコンビニよりスーパーの方が重要かもしれません。逆に外食中心なら、スーパーより飲食店やコンビニの方が重要です。
つまり「近くに何があるか」ではなく、「自分が使うものが近くにあるか」を見る必要があります。Googleマップは、自分の生活スタイルに合わせて周辺環境を確認できる点が便利です。
③ 大通り・高速道路・線路との距離を見る
3つ目に確認するのが、物件周辺の道路や線路です。中央区には幹線道路や首都高速道路などがあり、物件によっては建物のすぐ近くを交通量の多い道路が通っています。
大通り沿いだから必ずうるさいとは限りません。階数、窓の向き、二重サッシなどによって室内での感じ方は変わります。ただ、内見前に道路との位置関係を把握しておけば、「窓を閉めた状態と開けた状態で音を確認しよう」とチェックポイントを作れます。
Googleマップで結論を出すのではなく、現地で何を確認するべきかを決めるために地図を見るという使い方です。
④ 窓の前に「何があるか」を見る
4つ目は周辺建物です。募集図面に「南向き」と書いてあっても、それだけで日当たりが良いとは限りません。窓の正面に別のマンションが建っていれば、採光や眺望に影響する可能性があります。
中央区は建物が密集している場所も多いため、方角だけでなく「窓の前に何があるか」が重要です。以前の記事でも触れましたが、中央区では「南向きかどうか」より「南側に何があるか」を見る方が実際の住み心地に近い場合があります。
航空写真やストリートビューなども参考になります。ただし撮影時期によっては現在の建物状況と異なる可能性があるため、最終的には現地で確認します。
工事中・建築予定地にも注意
Googleマップ上では駐車場や空き地になっていても、すでに建築工事が始まっている場合があります。現在は眺望が抜けていても、将来的に建物が建つ可能性もあります。
もちろん、地図だけで将来の建築計画をすべて把握できるわけではありません。そのため現地へ行ったら、周辺の工事看板や建築計画のお知らせなどがないかを見ることもあります。
⑤ 「別の駅」を探す
最後に確認するのが、募集図面に大きく書かれていない別の駅です。これは中央区のお部屋探しではかなり重要です。
例えば人形町、浜町、水天宮前、東日本橋、馬喰横山などは比較的近い位置に複数の駅があります。募集図面では一つの駅が目立っていても、地図を見ると別路線の駅も十分徒歩圏ということがあります。
八丁堀、茅場町、新富町、築地周辺なども同様です。最寄駅だけで物件を評価するのではなく、「この家から何駅・何路線使えるのか」を見ると、物件の価値が違って見えることがあります。
勤務先まで直接検索してみる
さらにおすすめなのが、「物件→最寄駅」だけではなく、「物件→勤務先」で検索する方法です。日本橋勤務だから日本橋駅の近くに住む必要はありませんし、銀座勤務だから住所が銀座である必要もありません。
徒歩、自転車、電車を組み合わせて考えると、少し離れたエリアでも通勤時間がほとんど変わらない場合があります。中央区では街同士の距離が近いため、沿線だけで探すより生活圏全体を見る方が選択肢を広げやすくなります。
ストリートビューで「街の雰囲気」も見る
時間があるときはストリートビューも確認します。道路幅、建物の入口、周辺店舗、歩道の状態など、通常の地図だけでは分からない情報を確認できるからです。
ただし、ストリートビューも現地確認の代わりにはなりません。撮影時期が古い場合がありますし、昼間の画像だけでは夜の雰囲気や騒音、臭いなどは分かりません。あくまで内見前の予習として使います。
Googleマップで確認する5つのこと
- ① 駅までの実際のルート:信号・大通り・駅出口まで確認
- ② スーパーなどの生活動線:駅からの帰宅途中にあるか
- ③ 大通り・高速道路・線路:騒音を現地で確認する材料にする
- ④ 周辺建物:窓の前、日当たり、眺望を予想する
- ⑤ 別の駅・路線:募集図面にないアクセスを探す
この5つを見るだけでも、募集図面と室内写真だけで物件を選ぶより、実際の生活をかなり具体的に想像できるようになります。
Googleマップだけで物件を決めない
ここまでGoogleマップの便利さを紹介しましたが、一番大切なのは「地図だけで判断しない」ことです。地図では騒音、臭い、人通り、夜道の雰囲気、坂道の体感など、分からないこともあります。
私たち不動産会社が地図を見る目的は、物件を合格・不合格にすることではありません。「現地へ行ったら何を見るべきか」を事前に整理するためです。
内見で答え合わせする。
まとめ|物件情報より「生活情報」を見る
Googleマップで確認したいのは、単に駅までの距離だけではありません。駅までどう歩くのか、スーパーは帰宅途中にあるのか、大通りはどこにあるのか、窓の前に何があるのか、別の駅は使えないのか。こうした情報を見ることで、その部屋での生活が見えてきます。
特に中央区は複数駅・複数路線を使いやすく、徒歩や自転車で街をまたいで移動できる場所もあります。そのため「○○駅徒歩5分」という一つの数字だけでは、物件の便利さを判断しきれません。
気になる物件を見つけたら、内見予約をする前に一度地図を開いてみてください。募集図面には書かれていなかったメリットや、現地で確認すべきポイントが見つかるかもしれません。
良い部屋を探すなら、間取りを見る。良い暮らしを探すなら、地図を見る。
中央区のお部屋探しならセンチュリー21 共栄不動産へ
センチュリー21 共栄不動産では、日本橋・人形町・茅場町・八丁堀・築地・新富町・月島・勝どき・晴海など、東京都中央区を中心に賃貸物件をご紹介しています。
「会社まで歩ける場所を探したい」「駅徒歩だけではなく生活しやすい場所を知りたい」「複数駅を使える物件を探したい」といったご相談もお気軽にお問い合わせください。
募集図面の条件だけでなく、駅までのルート、買い物環境、周辺道路、複数駅へのアクセスなども確認しながら、実際の生活をイメージした中央区のお部屋探しをお手伝いいたします。
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