不動産屋に「良い物件が出たら教えて」は有効なのか?

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不動産屋に「良い物件が出たら教えて」は有効なのか?

お部屋探しをしているお客様から、「今すぐ決めるわけではないけれど、良い物件が出たら教えてください」と言われることがあります。結論から言えば、このお願いは十分有効です。

ただし、不動産会社側からすると、「良い物件」が何を意味するのか分からないままだと、実際にはご紹介が難しくなります。家賃が安い物件なのか、駅近なのか、築浅なのか、広い部屋なのか、眺望が良い物件なのかによって、探すべき条件はまったく違うからです。

「良い物件が出たら教えて」は有効。
ただし大切なのは、
「自分にとって何が良いのか」を伝えること。

今回は、中央区で実際に賃貸物件をご紹介している不動産会社の目線から、「良い物件が出たら教えて」がどこまで有効なのか、そして不動産屋が新着物件を紹介しやすくなる条件の伝え方を解説します。

「良い物件」は人によって全く違う

不動産会社が一番困るのは、「何か良い物件ありませんか?」だけで条件が分からない状態です。例えば、家賃15万円以内の1Kを探している方と、20万円まで出して1LDKを探している方では、同じ中央区でも紹介する物件は変わります。

また、「駅近が良い」と言っても徒歩3分以内なのか、徒歩10分でも問題ないのかで検索結果はかなり変わります。築年数、広さ、階数、バス・トイレ別、独立洗面台、ペット可など、どこを重視するかによって「良い物件」の基準は変わります。

そのため、不動産屋に探してもらうなら、まず自分なりの合格ラインを伝えることが大切です。

まず伝えたいのは「家賃上限」

最初に伝えてほしいのは、家賃の上限です。このとき重要なのは、家賃だけではなく管理費込みで考えることです。

例えば「家賃15万円まで」と伝えても、管理費1万円なら毎月16万円になります。予算上限が本当に15万円なら、「管理費込み15万円まで」と伝える方が不動産会社側も正確に探せます。

さらに、「できれば14万円台、どうしても良ければ15万円まで」というように理想と上限を分けて伝えると、ご紹介の幅が広がります。

「絶対条件」と「希望条件」を分ける

不動産屋が物件を探しやすくなる最大のポイントは、条件をすべて同じ重要度にしないことです。

例えば「駅徒歩5分、築10年以内、25㎡以上、独立洗面台、2階以上、南向き、宅配ボックス、オートロック」と条件を全部必須にすると、候補がほとんどなくなることがあります。

そこで、条件を「絶対に必要」と「できれば欲しい」に分けます。例えば独立洗面台と管理費込み15万円以内は必須、築年数と方角は相談可能というように整理すると、現実的な候補を探しやすくなります。

条件は多いほど良いのではなく、
「何を捨てられないか」が分かるほど
良い物件を探しやすくなります。

エリアは駅名だけで限定しすぎない

中央区のお部屋探しでは、駅名だけで絞り込みすぎると良い物件を逃すことがあります。人形町を希望していても、水天宮前や浜町まで広げると条件の良い物件が見つかることがあります。

同じように、八丁堀を希望している方でも茅場町や新富町、築地まで視野に入れると、通勤時間をほとんど変えずに選択肢を増やせる場合があります。

そのため、「人形町駅限定」よりも「人形町周辺で徒歩や自転車でも便利な場所」という伝え方の方が、不動産会社側は提案しやすくなります。

入居時期を伝えると紹介しやすくなる

良い物件が出たら教えてほしい場合、入居希望時期も重要です。「半年後でもいい」のか、「来月中に引っ越したい」のかによって探し方が変わります。

例えば現在入居中で、1か月後に退去予定の物件が出た場合、すぐ引っ越したい方には合いません。しかし2か月後の入居でも問題ない方なら、有力な候補になります。

「10月末までに入居したい」「良い物件があればすぐ引っ越せる」と具体的に伝えてもらえると、新着物件を紹介する判断がしやすくなります。

「今すぐ決められるか」も重要

条件の良い物件は、募集開始から短期間で申込みが入ることがあります。そこで重要になるのが、良い物件が出たときにどのくらい早く動けるかです。

「連絡をもらった当日に内見できる」「写真や条件が良ければ翌日見に行ける」という方なら、不動産会社側も新着物件を積極的にご紹介しやすくなります。

逆に、「紹介されても見るのは2週間後」という状態だと、その頃には募集が終了している可能性もあります。

不動産屋は毎日すべてのお客様を検索しているわけではない

ここは少し現実的な話です。不動産会社には毎日多くのお問い合わせがあり、すべてのお客様について毎朝一件ずつ新着物件を検索できるとは限りません。

だからこそ、条件が具体的で、入居意欲がはっきりしているお客様ほど「この物件は○○様に合いそう」と担当者が思い出しやすくなります。

「中央区、15万円くらい、何となく良い部屋」より、「管理費込み15万円、25㎡以上、独立洗面台必須、人形町か八丁堀周辺、駅徒歩10分以内」という方が、圧倒的に新着物件を結び付けやすいです。

「何が嫌だったか」も伝える

物件を何件か見た後なら、「良かった点」よりも「何が嫌だったか」を伝えるのも非常に有効です。

例えば、「この部屋は広かったけれど窓の前が建物だった」「駅近だったけれど収納が少なかった」「築浅だけど家賃が高すぎた」という情報です。

不動産屋からすると、こうした情報があると「次は眺望が抜けている部屋を優先しよう」「築年数は広げて家賃を抑えよう」と提案の精度を上げられます。

内見後の感想はかなり重要

内見後に「今回はやめます」だけで終わってしまうと、担当者は次に何を探せばいいのか分かりません。

反対に、「駅からの距離は問題なかった」「24㎡でも十分だった」「ただし独立洗面台は欲しい」と感想を伝えてもらえると、条件がかなり整理されます。

内見は、
部屋を決めるためだけでなく、
自分の条件を見つけるためにも使えます。

「良い物件が出たら教えて」と言うなら連絡方法も決める

新着物件は、タイミングが重要です。そのため、メールより電話の方が良いのか、LINEやメッセージでURLだけ送ってほしいのかなど、希望する連絡方法を伝えておくと便利です。

例えば「仕事中は電話に出られないので、まずメッセージで送ってください」「条件がかなり良ければ電話でも大丈夫です」と伝えておけば、担当者も連絡しやすくなります。

せっかく良い物件が出ても、連絡方法が合わず数日後に確認することになれば、その間に申込みが入ってしまう可能性があります。

返信がないと紹介が止まりやすくなる

不動産会社から何件か物件を送っても、毎回返信がない場合、「この条件はもう探していないのかな」と判断することがあります。

すべての物件に長文で返信する必要はありません。「これは少し高いです」「この間取りは好きです」「今回は見送ります」の一言だけでも十分です。

反応があると、担当者も「この条件なら反応してもらえそう」という基準を持てるため、次の提案につながります。

「新着だけ教えて」は意外と有効

毎日ポータルサイトを見ていて、同じ物件ばかり表示されるのが面倒という方もいます。その場合は、不動産会社に「新しく出た物件だけ教えてほしい」と伝えるのも一つの方法です。

すでに見た物件、候補から外した物件を共有しておけば、同じ物件を何度も紹介されるのを減らせます。

自分でネット検索を続けながら、不動産会社には新着や条件に近いものを補助的に探してもらうという使い方も効率的です。

ネットに出る前の物件を紹介してもらえる?

「良い物件が出たら教えて」とお願いすると、ネットに掲載される前の物件を紹介してもらえるのでは、と期待する方もいます。

実際には、物件情報が不動産会社間で共有された後、ポータルサイトへ掲載されるまでに時間差がある場合があります。そのタイミングで、条件に合うお客様へ先にご案内することはあります。

ただし、すべての物件に「一般公開前の特別情報」があるわけではありません。大切なのは、ネットに出る前かどうかより、条件に合う新着情報を早く受け取れる状態を作っておくことです。

退去予定の物件も候補に入れる

良い物件を待つなら、「空室ですぐ内見できる物件」だけではなく、退去予定の物件も候補に入れると選択肢が増えます。

人気マンションでは、前の入居者がまだ住んでいる段階で募集が始まり、内見できるようになる前に申込みが入ることもあります。

もちろん、内見せず申し込むことにはリスクがあります。そのため、同じマンションの過去の写真、間取り、眺望、設備、共用部などを確認しながら判断することになります。

条件を厳しくしすぎると「良い物件」が永遠に出ない

「良い物件が出たら教えて」と半年間待っていても、一向に紹介が来ない場合があります。その原因の一つが、条件を厳しく設定しすぎていることです。

例えば、中央区、駅徒歩3分以内、築5年以内、30㎡以上、独立洗面台、南向き、高層階、家賃13万円以内という条件では、該当物件がほとんど出ない可能性があります。

この場合は、「築年数を15年以内まで広げる」「駅徒歩を10分まで広げる」など、一つ条件を動かすだけで候補が増えることがあります。

不動産屋から条件変更を提案されたら?

担当者から「あと5,000円上げるとかなり増えます」「駅徒歩10分まで広げませんか?」と提案されることがあります。

これは必ずしも高い物件を勧めたいからではありません。現在の条件では対象物件が少なく、少し条件を動かすだけで選択肢が大きく増える場合があるからです。

もちろん予算など譲れない条件を無理に変更する必要はありません。ただ、どの条件を動かすと何が変わるかを聞いてみると、探し方が整理されます。

おすすめは「80点なら連絡してください」

個人的におすすめなのは、100点満点の物件だけを待たないことです。

例えば、「管理費込み15万円以内、25㎡以上、独立洗面台があれば、築年数や方角は多少妥協できます。80点くらいなら送ってください」と伝えておくと、不動産会社側も紹介しやすくなります。

実際、内見してみると募集図面では普通に見えた物件が意外と良かったり、逆に100点に見えた物件が現地では合わなかったりします。

100点の物件を待つより、
80点の候補を早く見て、
現地で90点になる物件を探す。

「絶対条件3つ」くらいにすると探しやすい

条件整理が難しい方は、まず絶対条件を3つくらいに絞ってみてください。

  • 管理費込み15万円以内
  • 25㎡以上
  • 独立洗面台あり

そのうえで、「駅徒歩10分以内希望」「築15年以内希望」「2階以上希望」というように希望条件を追加します。

この伝え方なら、不動産会社側も「駅徒歩11分だけど、他はすべて満たしているので紹介しよう」という判断ができます。

さらに有効なのは「この条件なら即決できます」

もし本当に気に入ればすぐ決められるのであれば、そのことも担当者へ伝えておくとよいでしょう。

「管理費込み15万円以内で、人形町徒歩10分以内、25㎡以上なら、かなり良ければすぐ申込みできます」と伝えておけば、その条件に近い新着が出たときに連絡する優先度は自然と上がります。

もちろん、無理に即決する必要はありません。重要なのは、自分がどの程度真剣に探しているのかを不動産会社と共有することです。

逆に、こんな頼み方では探しにくい

「中央区で安くて広くて駅近で新しい部屋」「とにかく良い物件」「相場より安い掘り出し物」といった条件だけでは、担当者も何を優先すればいいのか分かりません。

また、希望家賃を聞いて「安ければ安いほどいい」と回答するだけでは、10万円を探すべきなのか15万円まで出せるのか判断できません。

不動産会社をうまく使うコツは、細かい条件を全部並べることではなく、判断基準を共有することです。

不動産屋に伝えるなら、このくらい具体的だと分かりやすい

例えば、次のような伝え方です。

「中央区で一人暮らし用を探しています。管理費込み15万円以内が理想で、最大15万5,000円まで。25㎡以上、独立洗面台は必須です。人形町・水天宮前・八丁堀周辺希望ですが、通勤しやすければ他の駅でも大丈夫です。駅徒歩は10分くらいまで、築年数は20年以内なら検討します。11月までに引っ越したいですが、良い物件なら早めでも大丈夫です。」

ここまで分かれば、不動産会社側はかなり具体的に探せます。

物件を紹介されたら「なぜ紹介したか」を聞いてみる

希望条件と少し違う物件が送られてくることがあります。そのとき、すぐ「条件と違います」と切るのではなく、「なぜこの物件を紹介してくれたのですか?」と聞いてみるのもおすすめです。

「駅徒歩は12分ですが、その代わり30㎡あります」「築20年ですが室内はリフォーム済みです」「北向きですが前が公園で明るいです」など、募集図面だけでは分からない理由があるかもしれません。

こうした提案の中に、自分では検索しなかった物件が見つかることがあります。

中央区では「駅」より「生活圏」で探すと強い

中央区は駅同士の距離が比較的近く、複数路線を使いやすいエリアが多いため、「○○駅限定」とするより生活圏で考えた方が選択肢を増やせます。

例えば日本橋勤務なら、人形町、茅場町、八丁堀、新富町なども候補になります。銀座方面へのアクセスを重視するなら、築地や新富町、月島なども生活スタイルによっては十分検討できます。

「どの駅に住みたいか」より「毎日どこへ行くか」。この情報を不動産会社に伝えると、検索条件だけでは出てこない提案がしやすくなります。

まとめ|「良い物件が出たら教えて」は、伝え方次第でかなり有効

不動産屋に「良い物件が出たら教えて」とお願いすること自体は、十分に有効です。ただし、「良い物件」の定義が曖昧なままでは、担当者もどの物件を紹介すればいいのか判断できません。

家賃上限、絶対条件、希望条件、エリア、入居時期、どこまで妥協できるかを整理して伝えることで、新着物件とのマッチング精度は大きく変わります。

また、内見後に感想を伝えたり、紹介された物件へ簡単に返信したりすることも大切です。やり取りを重ねるほど、不動産会社側も「この方はこういう部屋が好き」という感覚をつかみやすくなります。

「良い物件を探してください」ではなく、
「私にとって良い物件はこれです」
まで伝える。

そして、100点の物件だけを待つ必要はありません。80点くらいの候補を早めに見て、現地で「思ったより良い」と感じる部屋を見つける方が、実際のお部屋探しではうまくいくことがあります。

中央区のお部屋探しでは、ネット検索だけに頼らず、自分の条件を理解している不動産会社を一つ持っておくことも、良い物件に出会うための方法の一つです。

中央区のお部屋探しならセンチュリー21 共栄不動産へ

センチュリー21 共栄不動産では、日本橋・人形町・茅場町・八丁堀・築地・新富町・月島・勝どき・晴海など、東京都中央区を中心に賃貸マンション・売買物件をご紹介しています。

「今すぐではないけれど良い物件が出たら知りたい」
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「条件に近い新着物件だけ教えてほしい」

といったご相談もお気軽にお問い合わせください。

家賃・広さ・駅距離・築年数などの数字だけでなく、通勤、生活動線、家具配置、眺望なども伺いながら、「あなたにとっての良い物件」が出たときにご紹介できるお部屋探しをお手伝いいたします。

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